男体山からの眺めは良かったですが、女体山からの眺めはさらに素晴らしいものがありました。一番の理由は、さえぎるものがない岩場の上から眺めることができるからです。岩場から下を見下ろすと恐ろしいほどの岸壁です。今まで事故が無かったのでしょう、柵や杭がありません。霞ケ浦がくっきり見え、その向こうには都心の高層ビルがうっすらと見えました。下の方には、これから降りるロープウェイ乗り場が見えました。
女体山からの眺め、下にロープウェイ乗り場が、その向こうに霞ケ浦
女体山の上は冷たい強風が吹いていました。少しでもじっとしていると体温が下がってきます。そのため、いくら眺めが良いとはいえ、長い間滞在することはできません。10分位眺めを堪能してから、ロープウェイ乗り場に向かって下山しました。女体山頂上付近は巨岩ばかりです。そのため、降りる時には岩を超えるように大股で下りました。
女体山の岩場の上で、関東平野を一望
女体山から弁慶茶屋跡まで、白雲橋コースを下りました。このコースは、次から次へと奇岩や巨岩が現れてきます。最初に見たのはコースから少し外れた1枚岩の屏風岩です。続いて二つの岩が寄り添うようにそびえる北斗岩が現れました。
女体山のお社にお祈り 女体山下の屏風岩 巨岩が寄り添う北斗岩
岩場の道をしばらく下っていると疲れてきました。そのため、平らな岩を目の前にした椅子に座りました。後で知ったのですが、その平らな岩は国割り石とのこと。そう言えば、その平らな岩の表面には細い筋がいくつも走っていました。その筋が国割りのように見えたのでしょう。
巨岩の下を、母の胎内くぐり 巨岩の出船入船
平らな岩での休憩が終わると、じきに母の胎内くぐりの巨岩が現れました。その胎内をくぐってみました。しかし、私がくぐったのは隣の間違った穴のようでした。続いて出船入船の巨岩横を通り、筑波山にある巨岩で最も奇怪な弁慶七戻り巨岩に着きました。二つの巨岩の上に乗りかかるように岩が挟まれているのです。今にも落ちそうな岩です。その後も、いろいろな奇岩を見ながら弁慶茶屋跡に着きました。ここからは、おたつ石コースを下りました。
筑波山にある巨岩で一番の奇岩は、この弁慶七戻り
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茨城県 筑波山の男体山と女体山をウォーキング(3/4)
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