田布施町郷土館では、岸信介元宰相の映像展示会として「60年安保」などのニュース映画やチャンバラ劇の「赤胴鈴之助」などを鑑賞できるようにしました。なお、去年は佐藤栄作元宰相の映像展示をしました。ところで、岸信介元宰相が内閣総理大臣に就任した頃はもっぱらフィルム記録でした。少ないながらこれらフィルム映像を鑑賞するために映写機を設置しました。
映写機の操作を覚える郷土館職員
過去これまで何度も兄弟元宰相の展示会を実施してきましたが、写真を中心にした展示会でした。50年位前、私は佐藤栄作元宰相が内閣総理大臣に就任時に歓迎式典に行ったことがあります。また、東京で岸元宰相に会ったこともあります。しかし、このところ高齢化と共に岸佐藤両元宰相を知る方がとても少なくなりました。若い人にとって両兄弟元宰相は歴史になってしまいました。両元宰相をより知っていただく意味で、動きのある映像を鑑賞できるようにしました。
お国入り写真コーナー スクリーンや液晶テレビ 岸元宰相の写真と年譜
今回の展示会の目玉の二つ目は、昭和20年から岸元宰相が没するまでの詳細な町の年譜です。例えば「昭和28年12月田布施農業高等学校がオート三輪を48円で購入」など、当時の出来事がよく分かります。この年譜はとても読みごたえがあります。じっくり読めば1時間はかかると思います。年配の方が見れば、きっと思い当たる出来事が見つかると思います。
左はフィルム、右はVHS 読み応えのある年譜