約2週間ぶりの田布施町少年少女発明クラブ、今月は木工作品作りです。今年は「どうしたニャン小箱」を子供達に制作してもらうことにしました。はじめに、子供達一人一人に12cm x 12mm x 100cmの板を渡しました。この板を使って小箱を作るのです。私が見本に制作してきた小箱を真似てもいいし、各自オリジナル小箱を作っても構いません。
板をもらった後、小箱を作るための線を板に描く
制作を開始する前に、板の厚さを考えて製図するように言ったはずでした。しかし、今の子供は積み木をしたり、板を組み合わせる経験が無いようです。つまり三次元を頭に創造することができないようでした。ある子供は、12cm x 12cm x 12cmの小箱を作るために、12cm x 12cmの板を6枚作って小箱を作ろうとしていました。当然、小箱はできません。紙と同じように箱ができると考えていたようでした。
製図を丁寧に描く子 なかなか難しい製図 図に合わせて板を切る
今の子供は、家で木をきったり割ったりする経験が皆無のようです。そのため失敗の経験もないようです。小箱を作るためには、最初六個の板の製図をします。次に、その製図を板に描いてからノコギリで板を切ります。今の時代、小学生に立体を考えさせるのは難しかったのかなと思いました。そのため、最初に図面を渡しておいたほうが良かったのかと考えさせれました。さあて、次回小箱を完成します。どんな小箱ができるでしょうか。
慎重に丁寧に板に線を描く 切った板を組み合わせる