7月に麻郷公民館の生きがい教室で、古代から現代までの麻郷の歴史について講話をしました。さらに、蓄音機による音楽鑑賞や、16mmフィルムによる懐かしい映画(名犬ラッシーなど)の放映をしました。今月は田布施町宿井吉井地区の原で同じように原地区の歴史について講話をしました。歴史は地区によってみな違いがあります。そのため、事前に地区ごとの古代からの歴史を入念に調べておく必要があります。そのため、地区ごとにお話する内容が違います。古代ついてはその地区の縄文や弥生遺跡などを、奈良時代以降はその地区の神社仏閣の由来や歴史的事件についてお話しをします。戦後は、その地区の変貌,発展,お祭りなどについてお話をしています。
興味深く故郷の歴史講話を聞いてくださる原地区の方々
ところで、今や明治生まれの方はほとんどいません。そのため江戸期や明治期の歴史を調査することが極めて困難です。先日、高齢化に伴う郷友会の解散に伴い、必要が無くなった戦後の郷友会活動資料を寄贈していただきました。第二次世界大戦を語り継ぐ方がどんどん亡くなっています。資料に残したいと思ってはいますが、なかなか思うようになりません。歴史を知ることは、今を生きる私達の成り立ちやルーツを知ることだと思います。月に1回程度のペースで各地を回りながら、歴史を中心とした講話(移動郷土館)を続けています。
皆さんが来る前に機器を設置 蓄音機による音楽鑑賞