久しぶりの休日です。秋の農作業の遅れを取り戻しています。今回は、タマネギ,ニンニク,長ネギ,葉物根野菜などを育てる黒マルチをいくつか張りました。種をまいたり苗を植え付けるのは楽しいのですが、その準備は大変です。2週間ほど前にどの畑にするか決めると、事前に肥料をまいて慣らしておきます。そして、暇を見ては何度も耕しておきます。こうすると、肥料が畑全体に平均してなじみます。慣らしが終わると、いよいよ黒マルチで畑の畝を覆います。言葉で言うと簡単ですが、それなりに時間と労力がかかります。
肥料をなじませた畑を耕し、鞍型にした畝に黒マルチを張る
私は次のようにして黒マルチを被覆しています。①肥料を慣らした畑を耕耘機で丁寧に耕す。②黒マルチの幅に合わせて、三本クワで土を鞍型に盛り上げる③鞍型に盛り上がった畝を、レーキで凸凹がないように均す。④と黒マルチを畝に被覆する。⑤黒マルチの両脇を土で押さえる。これらの作業は手作業のため効率が良いとは言えません。そのため、プロ農家ではこれらの作業を一度に済ませる専用の機械があります。
耕耘機で丁寧に耕耘 鞍型に盛り上げる レーキで凸凹を均す
マルチで面倒なのは使い終わった後の処分です。私は2~3度使いまわしてから処分していますが、ビニールなので畑で燃やすわけにはいきません。幸い自家用のためごく少量です。家庭ごみと一緒に出しています。プロ農家では大量に廃棄されるマルチをどのように処分しているのかと思います。柳井市の焼却場に持って行くのでしょうか。ところで、イノシシにやられたサツマイモ畑は黒マルチがビリビリに破られました。踏みつけられて地中に埋もれた破片を回収するのが大変でした。
黒マルチの両脇に土を載せて固定 別の個所の黒マルチも設置
もうすぐ寒い12月がやって来ます。今回はタマネギ,ニンニクなどの黒マルチ被覆が完了しました。あとはタマネギの苗を掘り出したり、ニンニクを一粒ずつ分けたりの作業が残っています。ところで、小麦,紫麦などの種まき作業も残っています。11月中にはすべての種まきを終えたいところです。しかし、それらの農作業が終わっても安心できません。枯れ木の伐採や山の下草刈り作業が山のように残っているのです。
収穫するのを忘れていたニンニク、芽生えたものを移植