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Channel: 東京里山農業日誌
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雑穀の食用稗ほか、アマランサスの収穫

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 9月になって雑穀もだいぶ育ちました。雑穀畑を回ってみると、すべての雑穀の穂が出ていました。すでに茶色になって収穫できるものや、穂が出ている最中のものまでさまざまでした。私が一番大切にしている食用稗は収穫間際でした。しかし、今年もアワノメイガの被害にあっていました。8割くらいは食害されている様子です。アワノメイガは成虫が蛾なので、来年は誘蛾灯を畑につけて退治しよう思います。シコクビエは意外にもアワノメイガの被害にあっていませんでした。今年は試食する程度は収穫できそうです。稗やシコクビエは、稲を栽培できない山間地域で主に栽培されました。飢餓用の雑穀のためか美味しくはありません。今や忘れ去られた穀物です。

          2週間後には収穫できそうな食用稗の穂


 量的にたくさん収穫できるのはモロコシ類です。害虫に比較的強く穂が大きいためです。私が栽培しているのは、サトウモロコシと呼ばれる品種です。茎の中に甘い糖分が含まれています。砂糖などの甘みがの少なかった昔、お菓子の代わりにもこの茎をかじりました。もっと昔、子供達はこの作物を自由に栽培していたそうです。そして、お祭りなどで売ってお小遣いにしていたとか。茎に含まれる糖分を抽出して砂糖(水あめ)を作ったことがあります。やや青臭いねっとりした水あめでしたが、とても甘かったです。

  虫が入り枯れた稗    成熟のシコクビエ    サトウモロコシの出穂
 

 今回、穂を収穫したのはアマランサスです。鶏頭に似ている植物です。種も鶏頭に似て、とても小さな粟粒のような種です。この種はそのまま食べるのではなく、熱したフライパンなどで最初炒ります。炒るとポップコーンのように爆ぜます。その爆ぜた種をみそ汁などに入れて食べます。あまり美味しいとは言えません。私はしたことがないのですが、製粉機で粉にして調理することもできると思います。これらの雑穀は10月末までにすべて収穫します。 

     アマランサスの穂          粟粒のような極小の種
 


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