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Channel: 東京里山農業日誌
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試行錯誤、インド藍による生葉藍染め

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 日本では藍染めと言うと、タデ科の藍を使った染めを言います。藍染めをする植物にはタデ科以外に、マメ科のインド藍やアブラナ科のウォードなどがあります。中でも、マメ科のインド藍が青の色素が一番が多いそうです。私は去年から、タデ科の藍に加えてマメ科のインド藍を育てています。タデ科を使った藍染め方法は分かりますが、インド藍はよく分かっていません。タデ科の藍のように、インド藍の生葉を使って染めることができるかどうか試しました。

   インド藍の生葉を使って染めた藍染め(左:絹:,右:綿布)


 インド藍は熱帯の植物のため日本ではあまり育ちません。沖縄では育つようです。しかし、日本の夏は今や熱帯のように暑い日々が続きます。去年育ててみました。発芽率は良くないものの、真夏は意外に良く育ちました。驚いたことに、タデ科の藍は11月頃には枯れてしまいます。しかし、インド藍は霜が降る12月まで枯れません。ただし、茎や根は日本の冬を越すことができません。種子を採取した後、5月遅くに種をまいて育てるしかありません。

    マメ科のインド藍の葉        インド藍の葉を粉砕
 

 さて、インド藍による生葉染め方法ですが、葉を収穫後ミキサーで粉砕しました。タデ科の藍は、この粉砕液を濾した液だけでも染めることができます。しかし、インド藍は粉砕液を濾した液ではまったく染めることができません。アルカリ剤を加えてかき混ぜた後、10分位そのままにしておきます。その後還元剤を加えます。すると、濃い紺色に変色します。その後、布を入れると薄く染まります。何度も染め直すと少しは濃く染まります。インド藍で正規に染めるには、沈殿法と呼ばれる方法をとると良いとのこと。その方法は手間は掛かりそうですが、今後試行してみようと思います。

  濃い紺色の染め液     薄く染まった綿布    薄く染まった絹
  


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