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Channel: 東京里山農業日誌
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懐かしい故郷の民具(ほぼろ:わら籠/わら細工)の制作 (7/x)

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 ほぼろの製作と並行して、ほぼろを制作するために必要な治具を作っています。今回は、馬を二個作りました。意外にうまく作れたので、後日さらにもう数個作ろうと思います。この馬を複数使って講習できればと思っています。とは言え、初めて作る馬ですので試行錯誤しながらこの治具を作りました。今後のことを考えて、ほぼろ以外の例えば、俵用,ほぼろ用,猫のわら小屋用,ペットボトルカバー用,鍋覆い用などにも使える馬にしようと考えています。そのため、わら細工別に背板を交換できるように工夫してみました。

      わら細工別に背板を交換できる馬、右端は参考にした馬

 馬を作るにあたって、背板と脚部を作らなければなりません。まずは長さ50cmの脚を作りました。そして、この脚を斜め80度に傾いて取り付ける台形の支えを作りました。二個の脚部に背板を取り付けて一つの馬ができます。脚部が出来上がると背板を作りました。目的に応じて背板を交換できるように、ネジで取り外し可能にしました。

 脚を支える台形の支柱   背板にするため加工    背板を支える小板
  

 背板が出来上がると、背板と脚部を固定する小板を切り出しました。そして、背板を取り外しできるように小板には径9mmの穴を開けました。この穴に径8mmのネジを通して背板を脚部に取り付けます。あとは、必要な個数の駒を作り、背板に駒を取り付ける窪みを付ければ完成となります。なお、乾燥した枝がないと駒を作ることができません。空いた日に山に入って、駒になりそうな枯れ枝を探そうと思います。

   組み立て前の脚と台形支柱      台形支柱,脚,小板を組み立て完
 


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