笹細工に使えそうな笹を山で探しています。しかしながら、なかなか良い笹が見つかりません。根本は太くて先端になるほど細くなる笹ばかりなのです。山を歩き回っていると、私が子供の頃に筋竹と呼んでいた笹が山に残っていました。笹なのか竹なのか分からない不思議な笹です。しかも、色が薄い黄色なのです。観賞用の笹でしょうか。その笹を伐採して、ひごにして六目籠を試作することにしました。
笹割り機を使って、茎を細く割った笹
この笹は太さは15mm位で、しかもほぼも均一です。そのため、笹割り機にすっぽり挿入することができます。挿入口に押し込む時に少し力が要りますが、その後は面白いように割れていきます。そして、割れた側を掴んで引っ張ると、するすると割れたまま笹の茎を引き出すことができます。あまりに簡単であっけないです。竹よりも容易に割ることができます。
たくさん生えた笹 試しに数本を伐採 節を綺麗に取る
続いて、割った笹の皮を剥ぐ作業に入りました。10年以上前にした皮剥ぎ作業、こつをすっかり忘れていました。鉈を入れて皮を剥ぐのですが、何もしないで鉈に力を入れるだけでは皮が薄くなりすぎるか逆に厚くなりすぎます。また、節の越え方も忘れていました。力まかせではいけません。この笹はひごにしずらい笹なのかも知れませんが、思い出すためにとにかく何度も皮を剥ぐことにしました。
笹を入れて強く押し込む 出てきた笹を掴んで引っ張る
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山に生える笹を使って、六目籠を試作(1/x)
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