田布施農工高校からいただいた原毛を個人で、少しずつ洗浄し,ゴミを取り,乾燥し,そして再度洗浄するなどの工程を繰り返しています。今回は、その工程のうち一度洗浄した原毛からゴミをとる作業しました。毛糸を生産するために飼われていない羊のため、原毛にはたくさんのゴミが付いています。さらにプロが毛刈りした原毛ではありません。高校生が実習の一つとして毛刈りしました。そのため、刈り損じた毛がたくさん混入しています。そのような毛は取り除きました。
各種ゴミを取り除いた原毛を再度洗浄
原毛には次のようなゴミが混入しています。籾殻、木のチップ、藁、土くれ、雑草などです。また、刈り損じた短い毛、さらに羊が樹に毛をこすりつけてできたのでしょう硬いフェルト玉です。これらはピンセットや指で摘まんで丁寧に取り除きます。目が疲れる上に、とても時間がかかる作業です。これら気の遠くなるような作業が終わると、やっと糸紡ぎに使える羊毛が出来上がります。
籾殻をピンセットで フェルト玉を外す 最後に水洗い
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洗浄した羊毛、ゴミなどを取りさらに綺麗に
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