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Channel: 東京里山農業日誌
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國木田独歩に関わる田布施町麻郷の史跡、吉見家や高塔山周辺を実踏ウォーキング(2/x)

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 鳥越の小道を歩いていると、Mさんの家の前を通りました。すると、賑やかな声が聞こえたのかMさんが出てきました。高塔山に急いでいたため、ゆっくりと声を交わす時間がありませんでした。しばらく道なりに歩くと、国道188号線に出ました。信号が青でみんなが横断歩道を渡りました。そして、国道の目の前にある急階段を登りました。この急階段が高塔山への登り道となります。階段を登り終わった所にこつり地蔵尊跡があります。ここには、子供達の風邪を治す言い伝えのお地蔵様が安置されていました。そのお地蔵様の周りには、治ったことのお礼に母親が手作りした前掛けがたくさん掛けられていました。こつり地蔵尊の言い伝えを手短かに話すと、いよいよ高塔山に向かって山道を進みました。

         こつり地蔵尊を過ぎると、暗い竹藪の山道を進む


 こつり地蔵尊を過ぎると、暗い竹藪に吸い込まれるような山道に入りました。何十年もの間に、すっかり獣道化してしまった山道を進みました。枯れた太い竹を横切りながら、あるいは股ぎながら進みました。子供の頃に何度も往復した私でないと、迷子になってしまうような獣道です。しばらく竹藪の道を難渋しながら歩いていると、山道の十字路に着きました。高塔山頂上はもうすぐです。

   鳥越地区の小道    こつり地蔵尊の急階段   暗い竹藪内を歩く
  

  この山道の十字路は、南に行くと高塔山への急な上り坂,西に行くと鳥越方面、北に行くと麻郷神社や吉見山方面に,東に行くと我家の田んぼ方面に降りる道でした。今は、鳥越方面と高塔山への道だけが通じています。今回は、高塔山への急な登り坂を進みました。ゆっくりと一歩一歩進まないと息が切れてしまいます。そのため、真夏は熱中症になってしまうかも知れません。森の中では誰も助けに来ることができません。そのため、真夏の単独での高塔山登山は自殺行為です。今回、やや寒いくらいで人数も多いので安心して高塔山に登ることができました。

    高塔山への急坂を登る         高塔山西峰にやっと到着
 

 十字路からの急な上り坂を登りきると、高塔山の西峰に到着しました。今の高塔山は、この西峰だけが展望があります。展望がある理由は、携帯用だと思われる電波塔があるためです。その電波塔を管理するために、頂上が刈りはらわれて眺望が良くなっているのだと思います。電波塔を整備・点検する人が定期的に来ているのでしょう。西峰に着くと、休んだり、水分を補給したり、展望を楽しんだりと自由に休憩しました。

     実踏しながら詳細に解説した吉見家跡,高塔山,八海周辺


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