東京での最後の日です。東京にいる間、神奈川県の辻堂に行ったり,御徒町に行ったり,御茶ノ水に行ったり,そして秋葉原に行ったりと、慌しい毎日でした。そして今日2月16日再び山口県に帰りました。家内の車で、駅まで送ってもらいました。
山口県に帰る直前、新しい我家と車
新横浜駅から新幹線に乗りました。乗ってしばらくすると、北の方向に丹沢山系が見えてきました。この山系は、私が横浜の山岳会に所属していた20代に何度も登山した懐かしの山々です。確か2万分の一地図の全てのルートを歩きました。
この山で登山の初歩を勉強しました。そして、だんだん北や南アルプスの縦走にも行くようになりました。真冬のアルプスの雪中登山や雪上訓練は寒く辛いものでした。ピッケルやアイゼンで氷や雪の上を歩いたことが懐かしく思い出されます。若い男女ばかりが会員でしたので、元気いっぱい一度も辛いと思ったことがありませんでした。毎度の登山が楽しい日々でした。
新幹線に乗った新横浜駅 何度も登山した、思い出の丹沢山系
丹沢山系を過ぎてしばらくすると、富士山が見えきました。ここでしばらく仮眠をとりました。目が覚めると名古屋でした。この名古屋も思い出があります。20代前半、お付き合いしていたYMさん。私が入社して岐阜県の工場に勤務していた時、名古屋駅前の音楽喫茶でよく待ち合わせしました。名古屋城,熱田神宮,東山動物園,栄大通り(久屋大通)などを、よく一緒に散策しました。ある時、栄大通りを一緒に歩いていると、運悪く彼女のハイヒールのかかとが石にはさまって折れてしまいました。よたよたして歩きにくそうな彼女を連れて、近くのデパート(三越だったような?)に行きました。そして、靴売り場で同じようなハイヒールを買ってあげたことがありました。
ある夏の終わり、日帰りで伊勢志摩に行きました。しかし、電車事故が重なり帰りの終電車に乗り遅れてしました。そこで、二人で海辺のひなびた旅館に泊まりました。さざめく波の音と、暗闇の海に浮かぶ満月がとても綺麗でした。後・・窓辺に座る彼女にふりかかる月光と、素肌の白いシルエットがとても美しかったことを覚えています。次の日、すぐには帰らず伊勢神宮にお参りしました。私と一夜を共にしたのが嬉しかったのでしょうか。お参りの道を並んで歩いていると、彼女が私の右手を取って、一人で歌いながらスキップしていたことを覚えています。そんな淡い思い出のある名古屋です。
綺麗に晴れた富士山 淡い思い出の名古屋
広島を過ぎた頃、眠くなりました。電車が止まっていることに気がついて、慌てて新幹線を降りました。そして、乗換口に行きました。ところが、いくら乗換口を探しても無いのです。仕方なく駅員に聞くと、なんと徳山駅だと勘違いして新岩国駅に下りてしまったのです。駅員さんが私のことを可愛そうに思ったのか、改札口で投入した切符を探し出してくれました。こんなことは初めてです。あーあ、自分の情けなさにがっかりしました。やれやれ!
新岩国駅で1時間程度、次の新幹線を待つ、やれやれ
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三ヶ月ぶりの東京へ(5/5) 山口県へ帰る
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