この日立製トランジスタラジオ TH-660の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
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去年の2月に修理を開始した日立製トランジスタラジオ TH-660、ようやく修理が終わりました。修理開始からほぼ1年でしたが、その間に東京八王子市から山口県への引っ越し、退職、父親の葬式などが次々に重なってしまいました。その間ほとんど、このラジオの修理に関わる時間がありませんでした。最後にラジオの受信状況を調べました。
最低受信周波数は520kHz 最高受信周波数は1850kHz
受信周波数範囲は520〜1850kHzでした。このラジオの規格は535〜1605kHzです。低い側はほぼ標準的ですが、高い方にだいぶずれているのが気になります。OSCコイルを回せないなどトラッキング調整がとてもやりにくく、また部品が外しにくいのでこれ以上調整できません。ただ、実用周波数範囲に収まっているのでこれでよしとしました。なお、AGCの効きが少し悪いような気がしました。受信状況を動画で取ろうと思いましたが、デジカメが発生する雑音をどうしても受信してしまいます。雑音を発生しないデジカメは無い物でしょうか。
ラジオの背側を濡れティッシユぶ拭く 細かい窪みはアルコール綿で拭く
このトランジスタラジオは、修理屋さん泣かせです。部品が狭い所に入り組んでいるため確認や調整が非常にしずらいです。また、ろうであちこちが固められているのは困りものです。そのため、トラッキング調整が細かくできません。
デザインはGOODで申し分ないのですが、メンテナンスを考えないデザイン本位のラジオではないかと思いました。そのためか、このラジオ以外に、このような構造のポケットタイプのトランジスタラジオにお目にかかったことがありません。
デザインは申し分ないものの、メンテナンスが困難なトランジスタラジオ
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古い日立製トランジスタラジオ TH-660の修理(10/10)
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