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Channel: 東京里山農業日誌
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少年少女発明クラブで電子工作、はんだ付けの思い出

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 前回に続いて、少年少女発明クラブの子供達は田布施農業工業高校で電子工作をしました。今回は前回よりも難しくなり、ICチップを基盤にはんだ付けで取り付けしました。細いはんだ線とはんだごてを使うため、目が良くない私には難作業です。
 今の私には、子供の頃に製作した真空管ラジオなどがちょうど良い大きさです。今のようなICチップは取り付け距離は2mm位です。そのため、老眼鏡をかけないと私にはとても工作できません。子供達を見ていると、初めてのはんだ付けにしては器用に取り付けていました。個人差はありますが裸眼で取り付けていました。次回は今年度最後の発明クラブです。電子工作を完成してみんなで動作の確認をします。

         はんだごてを使って器用にICチップ基板を取り付け


 はんだ付けで思い出しました。私が就職した当時、日本ではラジオやテレビが生産されていました。私がとある工場に赴任した時、100m近いベルトコンベアが何台もありました。そのベルトコンベアの両脇に、去年まで中学生だった子達が100人近く並んでいました。そして、一生懸命はんだ付けしていました。壮観な光景でした。

   昼間はテレビ製造ではんだ付け作業、夜は夜間高校生の子達 1975年


 その子達は、仕事が終わると一斉にセーラー服に着替えてバス数台で夜間高校に通っていたのです。親しくした子達の顔を今でも覚えています。この子達のうちの一人の家に一週間ほど遊びに行ったことがあります。岐阜県の山奥出身の男の子でした。あどけなかったその子達は今、60代の年齢のはずです。自分の若い頃をどう孫達に話をしているのでしょうか。

  発明クラブの開始    コントローラの充電   工作の要領を聞く子達
  

 今回、はんだ付けを子供達は体験しましたが、最新の技術では、今やはんだ付けは自動化されています。基板を溶けたはんだに送り込んで自動的にはんだ付けしています。今や、半導体回路を設計したり、配線をCADでアートワークする技術が主な仕事になっています。また、プログラミングして回路を自動設計しているようです。日本では製造ではなく設計がメインな仕事になっているようです。とにかく技術の進歩の速さに目が回ります。

   高校生にはんだ付けを教わる     うーん!なかなか難しい回路工作
 


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