椎茸菌の種駒を原木の打ち込むのは3月が最後です。専門家ではないのでその理由はよく分かりませんが、おそらく雑菌が入り込みやすいからかも知れません。また、椎茸菌が生育できる温度や湿度とも関係あるかも知れません。原木に椎茸菌を早くはびこさせることが大事だそうです。今年最後の種駒を打ち込みました。
切断面にチョークでマーキング マーキングに沿うよう種駒を打ち込み
いつものように原木の切断面にチョークでマーキングしました。そして、そのマーキングに沿うように原木の円柱線上にドリルで等間隔で穴を開けました。作業小屋に下ろした原木に全て種駒を打ち込むと、山に置いたままにした原木に種駒を打ちました。その原木は重すぎて作業小屋まで下ろせなかった原木です。100Vの電源が無いので、充電式ドリルで穴を開けました。
山の中で、椎茸の種駒を打ち込むための穴を開ける
ところで、100V電源を使う電気ドリルに購入日付が貼り付けてあるのに気がつきました。1984/8/4の日付です。今から30年ほど前です。結婚して一年後頃に購入したようです。何かを工作するために購入したようですが、すぐには思い出せませんでした。
一つだけ思い当りました。それは、赤ん坊だった娘のために作った幼児用の小さな木製の椅子です。その椅子を製作するために購入したのです。東京のJR東青梅駅近くの賃貸マンションに住んでいた頃のことです。この電気ドリルに付いた日付を見て、思わず当時を思い出してしまいました。せっかく丹精込めて作った椅子でしたが、娘が大きくなるのが早く、1年位しか座れませんでした。
1984/8/4購入の電気ドリル この頃、娘に椅子を作る(1984/8/19)
種駒を打ち込んだ原木は一年位寝かせます。その一年の間に、椎茸菌が原木に浸透すれば二年後には立派な椎茸が生えます。私は素人ですので、それほど立派な椎茸を作れるとは思いませんが、自宅で消費したり親しい人にあげる程度の椎茸は作れるのではないかと思っています。種駒を植え付けた原木を積み重ねて、光が入らない浸透性の黒いシートを被せておきました。一年後、ちゃんと椎茸菌が原木に浸透しているでしょうか。楽しみなようで心配です。
積み重ね、光が入らない浸透性の黒いシートを被せた原木
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椎茸(しいたけ)菌の種駒を原木に接種(3/3)
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