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Channel: 東京里山農業日誌
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春の花が次々に咲く

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 どこを見渡しても春の花が賑やかに咲いています。大きく分けてピンク色と黄色があります。黄色の花で一番多く咲いているのは菜の花でしょうか。この花は、今よりも昔の方がたくさん咲いていました。里山における春の風物詩のように思います。
 この花はただ観賞用に咲いているのではなく重要な作物でした。私が子供の頃のことです。乾かした菜の花を叩いてナタネを取り出していました。そして、唐箕でゴミを飛ばして出荷していました。ナタネは食用油を取るための大事な産品だったのです。確かナタネを蒸して砕いて圧縮して油を取っていたように思います。

      その昔、食用油を取るための菜の花(種のナタネを収穫)


 私が子供の頃の昭和30年代初期、冬の作物として麦と菜の花がありました。麦は初夏に収穫しますが、菜の花はそれより前に収穫しました。鞘が大きくなって茶色になり始めると一斉に刈り取って天日干しします。
 そして、鞘がはじけるほどに乾燥すると、叩いてナタネを収穫するのです。大勢が集まっての一日仕事でした。そのような時、親戚同士が集まって助け合ったものです。今はそのような助け合うことが無くなりました。

  黄色のラッパ水仙     名前を忘れた花    枝に咲いたレンギョウ
  


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