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Channel: 東京里山農業日誌
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わら細工民具「ほぼろ」の製作講習の準備(2/2)

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 明日開催のわら細工民具「ほぼろ」の製作講習会では、いろいろな小道具を使います。馬,駒,曲がり針,ハサミ,押切りなどです。材料としては、わら,紐などです。そして、製作には関係がありませんが必要なものがあります。日差しを和らげるタープ,わら屑を集めるほうき,それを入れるゴミ箱などです。それら必要な小道具一式を車に入れました。今後、出張わら細工民具講習会ができるのではないかと思います。
 小道具を車に入れる途中、曲がり針が足らないことに気が付きました。そのため、急遽金細工をして作りました。事前に点検して良かったです。

           五寸釘を加工して必要数の曲がり針を作る


 曲がり針は、ほぼろの底を編む時に使います。直線の針は使えないのです。昔は専用の曲がり針を使っていました。ただし、現代では手に入りません。そのため、自作するしかありません。私は五寸釘を加工して曲がり針にしています。
 その手順は、釘の頭を手持ちグラインダーで切断し、その首部をバーナーで赤熱して叩いて平らにします。その部分に紐を通す穴を卓上ドリルで開けます。そして、卓上グラインダーで磨いた後に、ハンマーでたたいて曲げています。簡単な金細工です。

 バーナーで釘を赤熱     卓上ドリルで穴あけ   グラインダーで磨く
  

 明日、会場である田布施町観光協会にすぐ行けるように、車内に小道具材料などを全て詰め込みました。そして、観光協会建物のカギを役場経済課に借りに行きました。9:00の製作開始までにタープを張ったり、シートを敷いたり、馬などを並べたりと大忙しです。しかし、始まってしまえば皆さんと歓談しながらの楽しい講習会になるのではないかと思います。

 一番右は昔使われた専用曲がり針     小道具一式を詰め込んだ車内
 


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