昨日、雨が降る前に桃の袋掛けをしました。四月の始めに桃が開花していましたが、気が付いたら桃の実は親指位の大きさに育っていました。よく観察すると、虫にかじられている実がありました。これはもう、袋掛けしなければなりません。桃に被せる袋を切らしていたため、すぐにお店に行って購入しました。お店から帰ると、良い実を残す摘果作業から始めました。
摘果が終わると、桃に次々と袋を掛ける
一つの枝に一つの実を残すようにと摘果します。一番良い実だけを一粒残します。大きすぎず小さすぎず、しかも虫の食い跡がない実を選びます。また、実に触れた時にグラグラせず、しっかり枝に付いている実を選びます。グラグラしている実は、いずれ落果するはずの劣った実です。摘果が終わると、残した実に次々と袋を被せました。
三つ並んだ桃の実 一つを選び、残りを摘果 選んだ実を袋掛け
亡き父親は、酪農を始める前に桃農家をしていました。桃の作業のうち、この袋掛けと実の収穫が一番忙しかったように思います。我家だけでは人数が足りず、親戚一同が集まる一大イベントでした。
そのイベント早朝は皆で袋作りから始めます。袋が出来上がると、桃を栽培している山に登って作業開始です。その時の賑やかさを思い出します。当時は親戚同士で助け合っていたものです。時は流れて、今は親戚同士で助け合うことは少なくなりました。
桃を包むようにして袋を閉じる 桃の実に次々と袋を掛ける
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桃の樹、摘果して残した実に袋掛け
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