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Channel: 東京里山農業日誌
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わら細工、ミニ筵(むしろ)の製作(1/3)

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 昭和の初め、筵(むしろ),俵(たわら),かます,そしててわら縄などのわら製品が多く作られていました。私の祖母も納屋で筵やかますを作っていました。私が住む田布施町の沿岸には昔多くの塩田があり、作られた塩を入れる袋として使っていました。また炭を入れる袋としても使っていました。なお、筵を折り返して縫って袋にしたものがかますです。
 筵はわらで作られた一種の絨毯です。脱穀したばかりの籾を天日乾燥するのによく使われていました。今回小さめの筵を作ることにしました。ミニ筵です。ほぼろと同様に編み台と駒を使って編んでみます。

    ほぼろを作るために使う編み台を使ってミニ筵(むしろ)を編む


 昭和30時年代頃まで筵は専用の機械で作りました。二人で編む機械と、一人で編む機械がありました。前者は一人がわらを差し出して、一人がそのわらを縦紐にトントンして編みました。後者は一人ですべての操作をして編みます。私の祖母は後者の機械を一人で器用に操って筵を編んでいました。
 しかし、時代の流れとともに筵はジュートで編まれた袋に変わりました。筵を編む機械は使われなくなりました。そして、わずかに残ったものが郷土館や資料館に展示されています。

駒5対を置く幅を決める   駒を置く背板場所に印   印の場所に刻み入れる
  

 さて、ミニ筵を作るにあたって駒を5対用意します。そして、5対の駒を置く編み台の背板にノコギリで刻みを入れました。刻みの位置がそれぞれの駒でわらを縛る場所となります。ほぼろの場合はわら束の本数は4本位にしますが、お尻の下に敷くことを想定してわら束の本数を8本としました。束の厚みが均一になるように、わらの根側4本とわらの穂先側4本を重ねて束ねました。そして、ほぼろを編むようにして順次編み進みます。

  穂先側4本と根側4本を束ねる     わらを重ねながら編み進む
 


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