梅雨明け以降、猛暑日が続いています。それにつれて、真夏の花が咲き始めました。一番元気が良いのは松葉ボタンです。春に種を購入して苗作りからはじめて、一ヶ月位前に育った苗を家前に植えました。すると、日当たりが良かったのか、このごろ次々に花を咲かせ始めました。葉がぐんぐん伸びているため、来月はさらにたくさん花が咲きそうです。
白,黄,桃,赤などの花を咲かせ始めた松葉ボタン
松葉ボタンは葉が平らでなく丸いので葉内に水分を溜め込むようです。このため、少しぐらい日照りでもへこたれません。この松葉ボタンが好きになったきっかけは、子供の頃の事ですが、オシペを触るとなぜかモゾモゾ動くことです。今だにその理由は分かりませんが、ミツバチなどの昆虫が飛来したときに、たくさんの花粉を運んでもらうためではないかと思います。夏と言えば、この松葉ボタンでしょう。
昔はなかったピンク色の松葉ボタン 赤色の松葉ボタン
白色の松葉ボタン 黄色の松葉ボタン
松葉ボタンの次に元気に咲いているのがダリアです。去年種から育てたダリアの球根を保存しておいて、今年その球根から育てました。いろんな色のダリアがありましたが、私の好きな色のダリアを選び、球根として残して今年育てました。元々球根として販売しているダリアは花がとても大きくて豪華ですが、このダリアは小さめで単色です。
赤色のダリア 黄色のダリア
今年初めて栽培しているのが鶏頭です。今園芸店で売られている鶏頭は、ほとんどが花が穂のような形の鶏頭です。昔最も一般的だったニワトリの赤い鶏冠状の鶏頭の種を探していました。しかし、近くの園芸店には私の欲しかった鶏頭が売っていませんでした。インターネットでいろいろ探して、やっとその種を入手しました。今、なかなか無い品種の鶏頭です。
昔よくあったニワトリの鶏冠状の鶏頭、まぶしいような赤
次に、千日紅とかわらなでしこが畑の隅で咲いています。千日紅は父親が好きだった花で、今年こぼれ種から芽が出て、去年と同じ色の花を咲かせるようになりました。まだ小さいのですが、秋にかけでどんどん分げつして大きくなります。かわらなでしこは、雑草に負けないで毎年のようにピンクの可憐な花を咲かせています。
父親が好きだった千日紅 雑草に負けない、かわらなでしこ
我家で一番大きな花は、真っ赤なカンナです。私が東京で訪問ヘルパーの仕事をしている時、たまたま枯れそうなカンナを見つけて移植したものです。今では、我家の庭で一番威張っています。花びらがとても大きくあざやかな赤ですので、遠くからでも目立ちます。真冬でも球根が生きているためとても丈夫です。東京のとあるゴミ捨て場近くで今にも枯れそうだったカンナ、今では三箇所に株分けしてそれぞれ大きく育ち元気に花を咲かせています。
青い空に映える真っ赤なカンナ
夏の花の代表である朝顔も毎朝花を咲かせています。日陰用に網に絡ませて栽培しているのですが、毎朝咲いては昼しおれます。それでも、次の朝は別の朝顔のつぼみが花を咲かせています。ところで、ヘブンリーブルーと呼ばれる西洋朝顔を同じ網に絡ませているのですが、まだ咲いていません。この花は、小さくてもたくさんのブルーの花が咲きます。さらに昼頃まで咲きます。早く咲いて欲しいと思っています。
涼しげな青色の朝顔 薄赤色の朝顔
花ではないのですが、葉鶏頭がだいぶ大きくなりました。小さなうちは葉色は単純ですが、これから大きくなるにつれて、いろんな葉色が出てきます。コリウスに似ています。それぞれの株で葉色が少しずつ違うので、今後楽しみです。
中心部から葉色がどんどん変わり始めた葉鶏頭
その他、宿根性の花も花を咲かせるようになりました。ノコギリソウ,そしてクロコスミアなどです。宿根性植物の花はやや地味で、毎年同じ場所で咲きます。
橙色のクロコスミア ノコギリソウの花(ピンク系)
それから、ルドベキアが群れて咲いています。ひまわりを小型にしたような花がです。葉は産毛のようなもの包まれています。とても丈夫で、半ば野生化しています。猛暑のため日中は花や葉が少しばかりしおれていますが、朝夕はピンと立っています。なお、今年もこぼれ種から芽を出した百日草がそろそろ花が咲きそうです。
ひまわりを小型にしたようなルドベキアが群れて開花
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猛暑日、真夏の花が次々に咲き始める
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