松下製カーラジオの調査を終わり、動作させてみることにしました。しかし、電源コードが無残に切断されていました。まずは、カーラジオに接続される電線類を修復することにしました。下の画像は入手した時の状態です。
下の〇から、スピーカー端子,電源+端子,アンテナ端子,※アース端子無し
まずはスピーカー端子に接続する雄端子を作りました。雄端子を電線に圧着接続して、スピーカー雌端子に挿入して繋ぎました。三菱製カーラジオ AR-232 HXのようにA級増幅ではないため、そのままスピーカーに繋ぐことができます。
雄端子に電線を圧着接続 スピーカー雌端子に雄端子を挿入
次に肝心な電源コードです。+12V端子はヒューズから出ている雄端子だけ露出しました。−のアース側端子は、ワッシャー端子使ってをシャーシにネジ止めすることにしました。そのために、電線の片側をワッシャー端子を圧着接続し、片側に雄端子を圧着接続することにしました。両側を圧着接続すると、ワッシャー端子をシャーシにネジ止めしました。
圧着接続したワッシャー端子 ワッシャー端子をシャーシにネジ止め
スピーカー端子にスピーカーを繋ぎ、電源端子にバッテリ電圧と同じ12Vを繋ぎました。そして、電源スイッチを押すと、スピーカーからザーっと言う雑音が出てきました。そしてチューニングつまみを回すと、ラジオ放送が次々に入ってきました。プリセット機構が正常化確かめると、これまた正常にプリセットすることができました。この松下製カーラジオは故障しているのではなく、単に自動車から乱暴に取り外しただけのようでした。
ラジオ放送を受信しながら第二ボタンのプリセット機能を確認中
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古い松下製トランジスタラジオ(カーラジオ)の修理(3)
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