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Channel: 東京里山農業日誌
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田布施町 呉麓山〜ひかり観音ウォーキングのための下見

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 来月、田布施町と光市の境界にある呉麓山をウォーキングします。その下見に行ってきました。そして、呉麓山麓にあるひかり観音(ひっかり観音,又はピッカリ観音とも言う)も下見してきました。ウォーキング当日、田布施交流館に9:30に集合して城南西山の妙見神社駐車場まで行きます。そこからウォーキングをスタートします。トータル5kmほどの歩程です。

     スタート予定の妙見神社              妙見神社からは静かな林道歩き
 

 妙見神社からは静かな西山林道を歩きます。ゆるやかな登り坂ですので、疲れることはありません。しばらく歩くと鉄塔前の林道三字路に出ます。右に行くと光市側に、左に行くとひかり観音碑を経由して国木の真殿方面に出ます。右に行ったすぐ脇に、呉麓山登山口があります。

  光市側に曲がった脇に登山口              綺麗に切り払われた登山道
 

 登山道から急な上り坂が始まります。この登山道は田布施町と光市の境界線を走っています。登山道の田布施側は綺麗に切り払われていました。刈られた木の葉がまだ緑ですので、つい最近切り払われたようです。
 登山口から15分位で山頂です。ただし、山頂直下は腰を曲げなければならない急坂です。その坂を5分程度我慢して登れば、三角点がある呉麓山の頂上広場にあっけなく到着します。

              灌木が少し生えるも、広場のような呉麓山山頂広場


 山頂に立つと眼下に田布施方面が見えました。一番良く見える建物は、城南の総合支援学校です。そして、その向こうに瀬戸地区や田布施の街並みが見えます。さらにその向こう側に赤子山や余田などが見えます。霞がかかっているため、その向こうはよく見えません。周防大島や大星山などは輪郭だけしか分かりません。

               眼下に広がる、城南,瀬戸地区,そして田布施の街


 田布施の反対側を見ると、光市が見えました。しかし、やはり霞のため町並みは見えませんでした。わずかに煙突などが認められました。半島や海が見えるはずですが、はっきりと分かりませんでした。
 以前、呉麓山山頂から南側に下る山道があり、ひかり観音に降りることができたようです。去年、 ひかり観音側から苦労してこの山頂に登りました。しかし、ひかり観音に通じる山道は今や消失しています。10分程度山頂で休憩すると、元来た山道を下りました。いったん西山林道に降りてから、ひかり観音に向かうことにしました。

     霞でよく見えない光市街            元来た登山口を下り、ひかり観音へ
 

 しばらく西山林道を真殿方面に向かって歩くと、林道脇に置かれたひかり観音碑が見えてきました。この碑から、けもの道のような山道を登りました。そして、先月も行ったひかり観音に向かいました。ごつごつする石を避けながら登りました。さらに、崩れやすいガレた急坂のため、足をすくわれないように注意しながら登りました。

           西山林道脇に置かれたひかり観音碑、本来と違う場所に設置?


 ひかり観音碑には、「ここより左約30m奥」と刻まれています。これは、あきらかに誤りです。この碑は、元々下図四角の場所に置く予定だったのではないでしょうか。実際に碑を置く時になって、重くて運び上げることができなかったか、西山林道脇に置いた方が目立って良いと判断したのではないでしょうか。ひかり観音碑が置かれている場所から、指示通り左約30mに行っても、ひかり観音はありません。
 ひかり観音の大岩に着いた時、面白い石を発見しました。方解石に似たひし形の石です。このように割れる石は、断面に光沢がある特徴があります。

 この位置から左30m奥にひかり観音            方解石に似たひし形の石
 

 1ヶ月ぶりにひかり観音の大岩に着きました。あたりに散らばる石のかけらを調査しました。そのかけらの一枚に、断面が鏡のように光沢がある石を発見しました。より詳細に調査するため、その石を持って帰ることにしました。このような光沢がある岩ならば、太陽光を反射して光ってもおかしくはありません。

                ひかり観音の周りに散らばる石のかけらを調査


 ひかり観音の大岩のさらに奥に、もう一枚平らな岩を発見しました。この岩はやや北向きですので、太陽光があたると田布施方面ではなく城南方面に反射すると思われます。
 ひかり観音の調査後、再びガレた山道をひかり観音碑まで降りました。そして、西山林道を妙見神社に向かって戻りました。今回は藪が多い道ばかりでしたので、ウォーキングメーターは使えませんでした。GPS上でトータル4.3kmでした。短すぎるように思いますが、昇り降りが多かったので距離が長く感じたのかも知れません。体感5km位ではないかと思います。

     西山林道を妙見神社に戻る             帰着した妙見神社
 

 ところで、妙見神社の石鳥居に安永4年(1775)と刻まれていました。このような立派な石鳥居や石階段を創建できたことを考えると、少なくとも今から約250年前にはこの西山地区に集落が存在したことが分かります。
 先日の柳井市の琴石山ウォーキングよりは距離も短く、さらに登りも少ないので楽ではないかと思います。

                               下見のため歩いたコース、GPS上で4.3km


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