先日、来月6月の麻郷史跡巡りウォーキングの1回目の調査に行きました。その時は、奈良,竹重など麻郷の北側を主に調査しました。2回目の今回は、麻郷の中部,南部の史跡を中心に調査しました。まず最初に、前回の終点近くだった観音堂をスタートしました。この観音堂にはとても古い石像や五輪石があるため、歴史的には古くからあるお堂ではないかと思われます。
趣のある尾迫の観音堂 麻郷幼稚園併設の常楽寺
丘上の観音堂を降りると、次に常楽寺に行きました。このお寺は、私が小学生時にお習字を習いに行ったお寺です。常楽寺は習い事をする場所ではありましたが、子供の遊び場であったように覚えています。このお寺は麻郷幼稚園を併設していました。私の友達の何人かはこの幼稚園の卒園生です。当時は子供達が走り回っていたためか、泥面の境内でしたが草1本生えていませんでした。今は境内が綺麗に舗装されています。
尾迫と竹重を結ぶ田んぼ道脇のクロガネモチ、田布施の名木の一つ
常楽寺を過ぎると、田布施の名木の一つであるクロガネモチの大木を仰ぎ見るように見ました。そして、高松八幡宮方面に向けて道を進みました。20分位でしょうか、江良碧松の石碑に着きました。地区の方々が手入れしているのでしょう、綺麗に草が刈り取りしてありました。この石碑は地元の方々に大切にされているようです。
手入れされた江良碧松の石碑周辺 高松八幡宮前の長福寺
もうすぐ高松八幡宮です。その八幡宮前に長福寺があります。今回、このお寺は遠くから見るだけにしました。長福寺を見終わると、いよいよ高松八幡宮を拝殿しました。長い境内の左右にはたくさんの田布施の名木があります。去年秋の大祭,一昨年の10年に一度の大祭に参加しました。小学生時代、どんぐり拾いなどでよく来た、思い出のある神社です。
こんもりした高松八幡宮 蓮輪の稲荷大明神
高松八幡宮を過ぎると、あちこち回って蓮輪に向かいました。途中、西円寺に立ち寄ろうと思いましたが、今回はスキップしました。下見では立ち寄るかも知れません。蓮輪では最初に稲荷大明神に行きましたが、狭くうら寂しい場所でした。続いて山道を通って、千光寺に行きました。お寺と言うよりも普通の民家のような作りでした。
蓮輪の山の中腹にある千光寺
千光寺を見終わると、そのお寺のさらに山上の金毘羅さんに行きました。石の階段が乱れているため、やや歩きにくいのが難点です。蓮輪の方にお聞きすると、年に1度お祭りをするようです。しかし、お年寄りがこの急な石段を上がれないため、今では蓮輪公会堂でお祭りをするとのことでした。その金毘羅さんには石の鳥居があります。何年か前の台風時に倒れたそうです。このため、今は針金のようなもので補修をしてありました。びっしりと文字が刻んでありました。今回は解読する時間がありませんでした。
蓮輪の金毘羅さんの石鳥居 浜城のお地蔵様
金毘羅さんを降りると、浜城に向かいました。ここは私が子供の頃によく来た場所です。お地蔵様や江戸時代の漢学者亘理南山の石碑があります。江戸時代、浜城は麻郷の文化地区だったのです。次に、第1回田布施川沿い史跡巡りウォーキングの時に見学した上関宰判勘場跡の碑を見ました。そして、その裏山にある天王さんの広場に行きました。そして、終点である麻郷公民館に着きました。下見では光泉寺を見学したいと思います。
漢学者 亘理南山の碑 終着の麻郷公民館
下の画像は、今回調査した麻郷の中部,南部です。本番のウォーキングで全てを歩くと、相当な距離になると思います。このため、次回どこ歩けば良いか考えながら下見しようと思います。なんとか10Km以内のウォーキングルートにしようと思います。麻郷と言えども、とても広く、いろいろな史跡があることに気が付かされた調査でした。なお、麻郷東部の八海,、鳥越,高塔,新川方面は、これまで第3回田布施川沿い史跡めぐりウォーキングなどで歩きました。このため、6月の麻郷史跡巡りウォーキングでは省くことにしました。
調査のため散策した麻郷の中部と南部
↧
田布施町 麻郷史跡巡りウォーキングのための調査 (2/2)
↧