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Channel: 東京里山農業日誌
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萩市 明治維新史跡を訪ねて(1/2)

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 8年前、息子と萩市内を日帰りで幕末関連史跡巡りをしました。今回再び5月25日と26日に、歴史好きな息子と萩市内を史跡巡りをすることになりました。今回は余裕をもって史跡巡りができるようにホテルに泊まりました。止まったホテルは北門屋敷と言う和風ホテルです。息子がスマートフォンを使って予約したようです。
 新幹線で新山口駅まで行き、定期バスで萩バスセンターに行きました。バスを降りると、歩いて宿泊する北門屋敷に向かいました。到着すると、荷物を預かってもらいレンタサイクルがある萩史料館近くに行きました。※北門屋敷でもレンタサイクルをしていことを後で知る。

            一泊した北門屋敷の入口、ホテルとは思えない趣のある門


 自転車を借りると、8年前と同様に菊ヶ浜に出て、海岸線伝いに松陰神社に行きました。直線コースで行っても良いのですが、海岸を見ながら自転車を走らせることにしました。そして、萩漁港を経由して松本川上流に向かって進みました。そして、数台の観光バスが駐車する松陰神社前に着きました。駐輪場に自転車を停めて松陰神社を見学しました。

    指月山を見ながら菊ヶ浜で休憩           松陰神社の明治維新胎動の碑
 

 松陰神社では、松下村塾の他に、薩長土会議碑や明治維新胎動の碑を見ました。そして、松陰神社宝物殿「至誠館」に入りました。ここには、吉田松陰の生涯が分かりやすく、またたくさんの書が展示されていました。その書を読んでいると、すぐに時間が経ってしまいます。有名な留魂録もじっくり読みました。

       松下村塾の学習室                   松陰神社の鳥居
 

 松陰神社を見学すると、坂を歩いて吉田松陰の叔父である玉木文之進旧宅に行きました。続いて、急坂を登って吉田松陰の墓所や生誕地に行きました。お年寄りにはきつい上り坂です、何人かのお年寄りはタクシーでこの墓所に来ていました。墓所には、松下村塾で学んだ久坂玄瑞や高杉晋作達のお墓もありました。

         吉田松陰ほか、松下村塾で学んだ久坂玄瑞や高杉晋作達のお墓


 墓所には松下村塾に関わる志士達のお墓が林立していました。その墓所すぐ近くに、吉田松陰と金子重輔の銅像があります。思っていたよりも大きな、見上げるような銅像でした。この場所は、展望が良く萩市内が良く見えます。ここで、少しばかり休みました。

   吉田松陰と金子重輔の銅像                吉田松陰生誕の家屋跡
 

 萩市は、幕末の史跡がとてもたくさんあります。私は幕末にも興味がありますが、古代史も興味があります。この萩市も古代には人々が住んでいたと思われます。縄文遺跡や弥生遺跡、あるいは古墳などはないのだろうかと思います。これだけの平野があれば、弥生時代にも人が住んでいたに違いないと思います。

                 吉田松陰生誕地から萩市内を見下ろして


 吉田松陰墓所や生誕地からは下り坂を降り、いったん松陰神社に戻りました。その途中で伊藤博文の別宅に寄りました。なお、2年ほど前に光市の伊藤博文生誕地に行きました。伊藤博文は、父が伊藤家に養子に入らなければ、ただの下級武士として一生を過ごしたかも知れません。不思議な巡り合わせだと思います。

         伊藤博文の旧宅                 吉田松陰が入獄した野山獄
 

 伊藤博文の別宅を出ると、松陰神社に戻りました。松陰神社では餅まきをしていました。何かの行事があったのでしょう。松陰神社に置いていた自転車に乗って、今度は野山獄に行きました。野山獄はもともとは民家だったようで、犯罪を犯した家を取り潰して獄にしたとのことです。その後、海岸近くの女台場に行きました。道しるべが無いので、あちこち道を迷いました。

                 自転車で走った、萩市内の趣のある白壁通りの一つ


 自転車を返すと、宿泊する北門屋敷に戻りました。なかなか立派な和風ホテルです。庭が綺麗だったので、外に出て庭を見学しました。出てすぐの場所は、バラの花が咲いていたりジキタリスの花などが咲いていたりと洋風の庭に見えました。池がありました。階段を渡ると、和風な庭もありました。庭を進むと、大きな建物がありました。何の建物だろうと思いましたが、食事をする別邸だと後で分かりました。

            見ごたえのある洋風庭園と和風庭園、そして大きな別邸(食堂)


 北門屋敷から外に出て散歩しました。北門屋敷のすぐ前は萩高校でした。日曜日なのに生徒たちが大勢歩いていました。試合があったのでしょう。遠征から戻った高校生達が、高校内に次々に入っていきました。この高校はとても趣のある高校です。大きな松の木が何本が生えており、いくつかある裏門はゲートのような立派な門でした。伝統がある高校なのでしょう。

    遠征帰り?高校内に入る生徒達           趣のある萩高校の裏門
 

 萩市内をあちこち散策した後、夕食を取りました。東京と違って夕方は店じまいが早いようです。午後5時頃までには、みんな店が閉まります。ぎりぎりセーフで夕食をとることができました。夕暮れ時、北門屋敷に戻りました。iPadで表示した地図を見ながら、明日巡る史跡コースの計画を練りました。そして、お風呂に入りました。
 お風呂は誰もおらず、広いお風呂は貸切り状態でした。こんな大きな湯船にたった一人で浸かるとは、贅沢のきわみでした。夕涼みしようと軒下に出るとパラパラと小雨が降っており、庭池のカエルが大合唱していました。軒下の椅子に静かに座り、雨音とカエルの声に聞き耳を立てました。

        iPadで明日の計画を練る            眠くなるも、先にお風呂に入る
 

 下画像は、今回25日に通った萩市内のコースです。萩バスセンターを降りて、北門屋敷までは徒歩、それからはほとんどレンタルサイクルを使っての移動です。松陰神社では自転車を置いて、坂道を吉田松陰墓所まで歩きました。萩市内は、自転車で走るにはとてもよい距離です。8年前は、反射炉付近まで自転車で行きました。

                 25日、萩市内の史跡を巡って移動したコース


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