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Channel: 東京里山農業日誌
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平生町 佐賀の防陽八十八ヶ所霊場を訪ねて(1/2)

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 先日田布施町の防陽八十八ヶ所霊場をを調べ終わり、次に平生町の同霊場の調査を始めました。今回は、平生町佐賀の霊場調査をしました。調査したのは、第二十番ヶ所札所の龍護寺と第十九番札所の大田大師堂です。ついでに、ウォーキングコース候補としての佐賀の山深い道も散策してみました。まず最初に、佐賀小学校からどんどん上へ登りました。そして、光輝病院へ行く広い舗装道路に出ました。そしてすぐ、龍護寺はありました。

      第二十番ヶ所札所の龍護寺           お地蔵様のよだれ掛け
 

 龍護寺への階段を登ると、両脇にたくさんのお地蔵様が並んでいました。どのお地蔵様もよだれかけを掛けていました。このよだれかけ、模様は違うものの、大きさなど戎ヶ下の大師堂のお地蔵様と全く同じでした。両者共に毎年、その地域の方が新調しているのではないかと思います。

               札所の番号札は無いものの、なかなか立派な龍護寺


 続いて、龍護寺から上へ道を辿りました。この道は曲がりくねって、しかも急斜面ばかりです。昔は歩いて、佐賀漁港を中心とした街と往復したのでしょう。しばらく道を登ると、善福寺が見えてきました。お寺の塀に沿う道を登って横から境内に入りました。白い砂が綺麗に敷かれていました。

     銅鐘がない?鐘つき堂                佐合島、牛島、馬島を望んで
 

 綺麗な白砂を歩いて境内を見学しました。境内の脇に鐘つき堂がありましたが、どういう訳か銅鐘がありません。どうしたのでしょうか。最近、銅鐘を盗まれる不祥事がありますので、倉庫かどこかに保管しているのかも知れません。この境内からの眺めは素晴らしいものがあります。眼下の海を見下ろすと、佐合島,馬島,そしてその向かうに牛島が見えました。

                白い砂が綺麗に敷かれ、眺めがとても良い善福寺


 善福寺を出ると、さらに上へ上へと向かいました。ほとんどの道は舗装されていますので、これほどの急な山道でも車さえあれば平気で行き来できます。ここまで来ると、海を遠くまで見通すことができるようになります。今回は霞がでていたので、それほど遠望できまんでした。霞が無ければ、九州が見えるのではないかと思います。また、夕焼けも最高に綺麗ではないかと思います。

      立派な極楽寺の山門                  山門から見た佐合島
 

 次に、一番上にある極楽寺に行きました。このお寺の境内正面に山門があるのですが、その山門から出たところにはお墓がたくさんありました。眺めが良く、佐賀地区や海を見下ろすようにお墓が並んでいました。お墓のシチュエーションとしては最高ではないかと思います。ところで、廃寺となっている余田の第二十七番札所の極楽寺とこの極楽寺は何か関係があるのでしょうか。次に来たときは、ご住職にお聞きしようと思います。

           とても綺麗な極楽寺、山門下のお墓はシチュエーションが最高


 龍護寺,善福寺,そして極楽寺とお寺を回りましたが、次にさらに上にある道を散策してみることにしました。これまで、佐賀漁港近くは何度も行きましたが、今回訪れた三つのお寺方面は初めてです。これらの斜面にある部落は車が無いと生活が大変でと思います。それでも、今回訪れたお寺はどれも綺麗でした。この地区に住んでいる方々は、信心深いのか檀家の方が多いのではないかと思います。廃寺が少なくない田布施や平生と対象的です。

                   今回散策した、佐賀の山側周辺


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