先日、光市の五軒屋~伊保木~岩屋~かんぽの宿ウォーキングルートを調査しました。その時に時間が無くて調査できなかった長福寺と大師堂を調査しました。調査の時は五軒屋から伊保木へ行き、そして岩屋を通って室積に行きました。今回は竹尾から大城峠を越えて直接岩屋へ行きました。
岩屋の一見長屋のように見える長福寺、左に接するように大師堂
大城峠からの急坂をどんどん降りていると、岩屋集落の前にポツクリ出ます。そして、岩屋集落の一番上の方にある長福寺に行きました。最初、そのお寺の場所が分からなくてうろうろしました。そして、ある広場に大師堂の建物があることに気が付きました。その隣の長屋のように見えた建物が実はお寺で、防陽第四十九ヶ所霊場でした。大師堂の入口に、その番号が墨書きされた木札が打ち付けられていました。なお、龍泉寺と同様に霊場番号が一つ多いことが分かりました。
防陽第四十九ヶ所霊場の大師堂 大師堂内のお地蔵様
岩屋の方にお話を伺いました。すると、かつて岩屋で大火事があったそうです。その時、長福寺も焼けたそうです。住民は自分の家を再建するだけで精一杯で、長福寺は長屋風にしか再建できなかったとのことでした。今、ご住職さんはいないそうです。岩屋に古民家が少ないのは火事のためのようです。
見学させていただいた岩屋快山窯
次に、せっかく岩屋に来たので窯を見せていただきました。伊保木には三軒の窯があるそうですが、二軒は海岸線付近に、岩屋に一軒あるとのこと。今回は、岩屋の一軒を見学させていただきました。私は窯については全くの素人のため、焼き物について少し教えていただきました。窯は1m立法位の大きさの電気炉のようでした。塩で色を付けているとのことでした。
岩屋快山窯で制作された焼き物 かつての岩屋の街道、狭い!
岩屋快山窯のご主人は、若い頃に奥様と演劇をしていたそうです。いつしか、この岩屋が気に入って住み始めたとのことでした。もともとお店だった家(岩屋で唯一のお店だったとか)を改造して窯にしたそうです。ウォーキングで寄るときは、電話で知らせていただくと嬉しいとのことでした。このため、ウォーキングする数日前に電話しておこうと思います。ところで、防陽霊場表によると伊保木の慶宝寺と岩屋の長福寺の間にも大師堂が一つあることになっています。それがどこかどうしても分かりません。次回、調査しようと思います。
今回調査した光市岩屋周辺
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光市 伊保木の長福寺,大師堂,岩屋快山窯などを調査
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