朝10時に高松八幡宮の駐車場に集まって、伊佐里峠(いざりがとうげ)を越える古道の整備をしました。最初、集まった4人で伊佐里峠に向かいました。沢筋を通って古道をどんどん登って伊佐里峠に着きました。伊佐里峠はその昔、茶屋があった記録があるように、狭いながらも何人かが腰を下ろすほどの平地があります。そこに荷物を下ろして、さっそく古道の整備を始めました。
井神から伊佐里峠に向かう 沢筋の古道を登る 伊佐里峠に着き小休止
古道がどの程度荒れているか分からなかったため、いろいろな道具を持って行きました。カマ、草刈機、のこぎりなどです。私は草刈機を使って枯れ枝などを刈りながら、伊佐里峠から上組に向かって古道をどんどん進みました。最初は快適に刈り進めたのですが、峠と大泉寺の中間地点頃からだんだん道の荒れがひどくなりました。倒木が道をふさいだり、嶮山のように木が古道に生えていて通る隙間がない場所もありました。放棄後40年近い月日を感じさせます。
草木を刈りながら進む 大泉寺に到着 大泉寺から峠に戻る
また、シダ類が膝上までびっしり生えている個所もありました。とにかく、草刈機を左右上下に振り回しながら少しずつ進みました。しばらく進むと上組の家々が見えるようになりました。さらに進むと墓地が眼下に見えるようになりました。大泉寺脇に抜けた時、ほっとすると同時に疲れが一気に出ました。ご挨拶しようと大泉寺に行きましたが、ご不在でした。小休止後、同じ道を通って伊佐里峠に戻りました。
伊佐里峠古道の下草刈りを終わり、伊佐里峠に戻って昼食休憩
戻りの道も大変でした。大泉寺から300m位がとても急な上り坂なのです。疲れた体に鞭打って登りました。しばらく登っていると、3人が待っていました。私がどんどん刈り進んで姿が見えなくなったたため、崖下にでも落ちたのか心配したそうです。伊佐里峠に戻り着くと、どっこいしょと座って昼食をとりました。峠は風が抜ける場所のようです。夏ならば、涼しい風が吹いて休むのに適した場所のようです。
整備した古道 伊佐里峠から井神に戻る 井神に到着
今回の整備により、伊佐里峠古道を歩くことができるようになりました。ただ、倒木が一ヶ所あったり、木が生えて通りにくい所が数か所あります。2月にもう一度、今度は麻里府上組側から整備しようかと考えています。再度整備すれば完璧です。その時、道に迷わないように赤リボンを古道に沿って取り付けようと思います。
整備の結果、南平和霊場七番ヶ所札所の長福寺から八番ヶ所札所の上組薬師堂や九番ヶ所札所の大泉寺へ歩くことができるようになりました。今回、その目的を果たすことができてうれしく思いました。3月に下見をして、4月に本番の南平和巡礼ルートウォーキングができそうです。
歩くことができるようになった伊佐里峠の古道
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伊佐里峠古道(井神~上組)の下草刈り 2/2
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