田布施町地方史研究会では毎年秋に町内の史跡を探訪しています。去年は麻郷と麻里府の史跡を中心に回りました。今年の11月18日、麻里府沖にある馬島の史跡を巡りました。私にとって、馬島に行くのは約50年ぶりです。当時子供だった私は、高塔子供会の催しで行きました。馬島渡船場で下船後、クルマエビの養殖場を過ぎた場所にある湾で泳ぎました。今のようにログハウスなどの施設が全く無いころのことです。
ましま丸に乗船 最初の史跡に向かう 名木「マユミ」
麻里府渡船場で連絡船「ましま丸」に乗船しました。50年位前に乗船した船は木造のポンポン船でした。喫水がとても浅く、後ろに流れ去る海水を触ることができました。今は立派な連絡船です。さて、馬島渡船場で下船すると、最初に田布施の名木の一つである「マユミ」を見に行きました。旧墓地にあるため夜は怖そうな場所です。放置され倒れた墓石がたくさんありました。続いて階段を上がって馬島八幡宮に行きました。
荒れた寿命寺跡 馬島八幡宮 要害山に向かう山道
荒れていてお寺があったとは思えない寿命寺跡を過ぎると、すぐに馬島八幡宮がありました。なかなか立派な神社です。本殿内にはこれまた立派なお神輿がありました。その昔、たくさんの人々が暮らしていた時代にはお祭りはとても盛大だったことでしょう。次に、山を下りて馬島小学校跡を見ました。今は個人の家になっていますので敷地内には入れません。続いて要害山に登りました。
標高は低いものの、周りの島々が絶景の要害山山頂
要害山は標高が低いため、それほど時間を経ないで山頂に着くことができました。山頂は良く整備されており、展望台がありました。屋根が付いているため雨の日でも休憩することができます。周りはよく伐採されているため、とても良い眺めが広がっています。この春に行った牛島がよく見えました。少しの間、休憩しました。
要害山の展望台 牛島を見下ろして のんびらんどうましま
要害山で休憩後に山を下りて、昼食休憩するのんびらんどうましまのロッジに向かいました。私が子供の頃、ここには畑か田んぼがあり山奥にため池があったように思います。しかし今は、どこにも負けない立派なキャンプ場「のんびらんどうましま」になっています。キャンプ場では、ログハウスを貸し切ってもよいし、テントを張ってもよいそうです。いつか泊まってみたいものです。
史跡探訪した田布施町馬島のコース
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田布施町 第6回史跡探訪 地方史研究会(1/2)
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