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Channel: 東京里山農業日誌
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古い手回しミシンに油を差し、のんびりと布マスクの制作

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 このところ、ニュースや話題はコロナばかりです。閉館中の郷土館ですが、倉庫の整理をしたり歴史の本を読み返しています。また、業者による工事や修繕などの立ち合いなどもしています。そして、コロナが収束次第、来館した方々に難なく体験してもらうため展示中の古い機械に油を差したりしています。
 今回は、レトロな古い手回しミシンに油を差して、ボビン巻きや縫いなどの動作確認をしました。その確認のため、実際に布マスクを作ってみました。生地が厚くなると回す手が重くなりますが、なんとか縫うことができました。

  油を差すなどして、ボビン巻きや縫いなどの動作確認中のミシン


 手回しミシンのことを知人に話すと「片手でミシンを回し、片手で布を押さえて縫うのは難しいのでは?」との感想です。しかし、成器塾などで手回しミシンばかり使用してきたため、それほど難しくはありません。そもそも、上着やズボンなどの衣服を制作するわけではありません。ポケットティッシュケースやエプロンなど、小中学生が習う程度の裁縫です。この程度ならば私でも縫えます。

    立体布マスクの縫い始め      立体縫いしてマスクに
 

 10枚ほど白一色の立体布マスクを作ったところで少しばかり飽きてきました。今度は、内側は白で前側が柄の立体布マスクを縫ってみました。柄があるマスクの難しい所は、内側の白が見えないように、白布と柄布に1mm程度段差を付けることです。このような微妙な作業は、さすがに片手ではやりにくいです。ですが、マスクをたくさん作るのが目的ではありません。ミシンの動作確認ですので、のんびりと焦らずに縫ってみました。

   ローラーのゴムが硬化、指で押さえないとボビンに糸巻けず

 今回使った手回しミシンの唯一の問題点は、ボビンに糸巻き機構です。ボビンを回すローラーのゴムが硬化しているため、スリップして回らないのです。指で押さえれば回るため、今すぐに困るわけではありません。ミシン屋さんに行ってローラーがあるかどうか問い合わせようと思います。その他は問題なく動きました。古い手回しミシンですが、ちゃんと油をさして優しく使えば、まだまだ現役として使えることを確認しました。

 チャコペンの色抜き   水洗い後、天日で乾燥   使った型やチャコペン
  


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