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Channel: 東京里山農業日誌
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試行錯誤、インド藍による生葉藍染め(2/3) 叩き染め

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 インド藍が育っているため、タデ科の藍のように叩き染めできるかどうか試してみました。葉が小さく薄いため、叩いても葉汁が出るか心配でした。しかし、それは杞憂でした。叩いた後、水で何度も洗いました。すると、タデ科の藍は青い色素だけが残りますが、インド藍は何度洗って緑が残ります。また、葉の付け根の枝は茶色が残りました。タデ科の藍とは色素が違うのでしょうか。

      インド藍で叩き染めした布(絹)、強く洗っても緑が残る


 インド藍は、枝先に小さな葉が並んでいます。そのため、1枚の葉ではなく10枚程度の葉が並ぶ枝を切り取って使いました。切り取った枝先を布(絹)の上に乗せてサランラップで包みました。そして、硬い木の上に横たえて、金づちで叩きました。絹の繊維を傷めないように叩きます。

   インド藍の枝先    サランラップで包む    金づちで叩く
   

 タデ科の藍による叩き染めでも同じですが、葉汁が布に染み込んでいるかどうか確認しながら叩きます。叩き終わるとサランラップを外します。そして、潰れたインド藍の葉や枝を取り除きます。少し時間を空けた後に水洗いします。タデ科の藍の場合は、青く染まった部分だけが布に残ります。しかし、インド藍は葉の部分は緑色に、枝の部分は茶色に残りました。数日後には脱色するのでしょうか?叩き染めでさえ、今だにインド藍の染め方がよく分かりません。

  葉汁がよく出ていることを確認     潰れた葉や枝を取り除く
 


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