農作業小屋の掃除をしていると、紙の隙間にヤモリがいました。寒いのでしょう、摘まんでも動きません。寒さで体が冷え切っているようです。掌に載せるとその冷たさが分かります。手で温めて少しさすってやると、目が開いて手足がぴくぴくと動きました。逃げたいのでしょうが、寒さで体が動かないようです。
冬眠中でしょうか、体が冷え切って動けないヤモリ
夏のヤモリは敏捷性があります。餌の蝶や蛾などの虫を素早く捕まえます。私が捕まえようとしても、素早く壁や天井を這いまわって捕まえるのは至難の技で。しかし、今回捉えたヤモリは、目をパチクリさせたり手足をわずかに動かしますがその動きの緩慢なこと。冬眠中は天敵に捕まりやすいと思います。少し掌に載せて観察した後、元の場所に返してやりました。タヌキなどに食べられないで、春まで生き抜いて欲しいものです。
じっとしてほとんど動かない 目は少しばかりパチクリ
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冬眠中の冷え切ったヤモリ
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